東北の農業/The agriculture of Tohoku Japan
なす生産者 佐藤光志 / Koshi Satoh


彼の畑では、肌に艶があり形の整ったいかにもおいしそうな茄子が、大勢で収穫を待ちわびている。
 

彼の栽培方法は独特なもので、最盛期には果物のように天井から茄子がぶら下がる。
 

従って、畑で働く人たちは時に、果樹栽培のように踏み台などを使って作業をすることもある。
 

収穫された茄子。質のよい茄子は磨かなくとも宝物のような光沢を放つ。
 

花は雌しべと雄しべのバランスを良く見なければならない。また時期により花の強さも加減する。
 

茄子でできた天井から頭を出してみると、新芽たちが勢いよく太陽に向かっていた。

さてその茄子だが、これはほぼ同等の大きさの、彼の茄子と市販の茄子を火を通し、比較した写真である。どちらが彼の茄子かおわかりになるだろうか?
 
良い茄子は調理しても目減りしないのである。お試しあれ。